実は心眼の使い手だった!?新選組の独眼竜「平山五郎」の生涯【三】 (2/5ページ)
「我々は、あくまでも初志を貫徹し、公方(将軍)様をお守り致す!」
とは言え、京都に残るということは浪士組からの脱退を意味しており、イコール当てにしていた報酬を貰いそびれ、京都で食い詰める未来が待つばかりです。
しかし、一度「男を上げる」と江戸を出てきた以上、いくら命令とは言っても、京都で何もせずトンボ返りではカッコ悪いことこの上ありません。
「……となれば、俺は芹沢先生についていくぜ!」
先のことは先のこと。芹沢先生と一緒なら、きっと何とかできる筈……と芹沢鴨に従ったのは、ブレーンの新見錦はじめ、両腕となっている平間重助&平山五郎、そして年若くも根性のある野口健司の4人。
対する近藤勇は、自身が経営する道場・試衛館(しえいかん)の門弟や同志らを率いており、人材の質&量ともに充実していました。
「近藤君……どうだろう、ここは尽忠報国の志を共にする仲間として、力を合わせないか」
「解りました。芹沢さん、共に闘って参りましょう!」
かくして芹沢鴨は近藤勇たちと手を結び、やがて壬生浪士組(みぶ ろうしぐみ)と称するのでした。