映画やドラマで取り上げられる「吉原炎上」吉原遊郭の歴史は火災の歴史でもある (1/3ページ)

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映画やドラマで取り上げられる「吉原炎上」吉原遊郭の歴史は火災の歴史でもある

吉原の歴史は火災の歴史

男女の悲喜こもごもが展開された吉原遊郭は、これまで多くの映画やドラマ、小説などのテーマに取り上げられてきました。

歌川広重「新吉原仁和歌之圖」

その中でも吉原の終焉を描いた『吉原炎上』は、吉原に生きた女性たちの生きざまが感動を呼び、映画・舞台・TVドラマでそれぞれ話題を集めてきました。

『吉原炎上』のクライマックスで吉原を壊滅させた大火災は、1911(明治44)年の浅草で起こった大火でしたが、当時の江戸→東京は「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるほど火事が多いことで知られていました。

吉原もそれらと無縁では済まず、まさに火災とともに歴史を歩んだのでした。

明暦の大火から始まった「新吉原」の歴史

現在私たちが「吉原遊郭」と呼んでいる場所には、「元吉原」「新吉原」の2つがあります。江戸時代初期に幕府公認の遊郭ができた「元吉原」は、現在の日本橋人形町にありました。

この地域は1657(明暦3)年に「振袖火事」と呼ばれた明暦の大火で大きな被害を受け、それを機に現在の台東区日本堤に移転したのが「新吉原」です。

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