モテるための自分磨きが続かない理由とは?
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きれいになりたくて始めたジョギング、女子力を上げるために買ってみたお料理の本、今年こそはと意気込んで通い始めた英会話教室。素敵な女性に憧れて自分磨きを始めたのはいいけれど、結局どれも続かなかった・・・。
そんな経験がある人って案外たくさんいるのではないでしょうか。ちゃんと目標もあるし、モチベーションもあるはず。それなのに、自分磨きがうまくいかないのはいったいどうしてなのでしょう。今回の記事では、「自分磨きの本質」について探ってみたいと思います。
自分磨きをしている女子は、とっても素敵です。でも、お料理をがんばるにしてもジムやヨガに通うにしても、まず少しだけ考えてみてほしいことがあります。それは、いったい誰のために自分磨きをするのか、ということ。
自分磨きがなかなか続かない人は、このとき「彼にもっと好かれるため」とか「かわいい、すごいって言われたいから」、「モテるために」という答えになることが多いんです。
ジムに通ってきれいになったり英語が話せるようになるのはもちろん素晴らしいこと。自分磨きに成功すれば、彼にもっと愛されることも、今まで以上にモテることも、SNSでもっとたくさんいいねをもらうこともあるでしょう。でも、そんな「誰かのため、誰かに認められるため」という思いが目標になっている自分磨きは、残念ながらあんまりうまくはいかないのです。
では、それはなぜなのでしょう?上にもお書きした通り、彼のためとかモテるためにする自分磨きには「誰かのため、認められるため」という気持ちが隠れています。つまり、自分磨きが「他人軸」になっているんです。
「他人軸」とは、自分の行動や考え方の動機が「他人」にある状態のこと。他人軸では、「自分がこうしたいから」何かをするのではなく、「あの人にこう思われたいから」とか「こうしないとまわりから変に思われるから」と、いつも他人を気にしながらものごとを判断することになります。そして、他人を軸として判断したり行動に移したものごとは、ほとんどの場合うまくいかないのです。
自分磨きも例外ではありません。「彼に好かれるために」始めたお料理は、彼がいなくなってしまったら、もしくは彼の愛情がありのままでも十分だと感じたら、続ける必要はなくなります。「モテるために」ダイエットを始めても、痩せたところで本当にモテる保証はどこにもありません。他人軸の自分磨きが続かないのは、目的が自分以外のところにあって、どうしてもあやふやになってしまうから。
では、どうすればいいのか。本当に自分磨きを成功させるには、こうした「他人軸」から「自分軸」へと目標を切り替えることが大切です。
他人軸の自分磨きが「誰かのため」なら、自分軸の自分磨きは「自分のため」にするものです。「私、料理できます」というアピールのためじゃなくて、「自分の生活力を上げるため」に毎日の自炊をがんばるのが、本当の自分磨きです。彼に喜んでほしくてジムに通うよりも、「自分に自信を持つため」に始めるヨガのほうがずっと長続きするはずです。誰かに認めてもらいたくて、でも認めてもらえるかなんて誰にも分からない自分磨きが続かないのは、やっぱり当然のことかもしれません。
自分の「こうなりたい」をしっかり見つけて、自分で納得のできる目標に少しずつ近づいていく喜びを味わえる。そんな自分磨きって、本来はとっても楽しいもののはず。もちろん、「彼のため」の自分磨きが絶対にだめだというわけではありません。
でも、もし理想の自分になかなか近づけなくて悩んでいるのなら、意志の弱い自分がわるいんだと決めつけてしまう前に、「この自分磨きは本当に自分のやりたいことだろうか?」と少し立ち止まって考えてみるといいかもしれませんね。(矢野ふみ/ライター)
(ハウコレ編集部)