今、格闘技界の賢者“世界のTK”が送る選手への助言とは (2/4ページ)
『今できる最大限の注意を払って生活をしていき、その次に格闘技のことを考えようよ』ということですね」
セコンドとして、的確なアドバイスと熱い檄を飛ばす
■コロナ禍との向き合い方
4月7日に緊急事態宣言が出されたあと、大半のジムが活動を自粛。格闘技の大会も4月21日に横浜アリーナで開催予定だった「RIZIN.22」を始め、ほぼすべての大会が中止、または延期となった。こんな満足に練習もできず、試合出場の予定も立たない状況下で、選手にとってもっとも大きな問題は、やはり経済面だという。
「この現状の中で、選手にとって試合へのモチベーションをどう保つかも重要ですけど、一番の問題はやはり生活をどうするかだと思うんですよね。
若い選手たちは、アルバイトを含めた仕事をやりながら格闘技に打ち込んでる人が大半なんですけど。ほとんどの選手は格闘技に懸けているので、生活は最低限できるところで抑えて、あとの時間はすべて練習に使っていたはずなんですよ。でも、いまこの状態では仕事もままならず、その最低限が維持できない、ということが起こりつつあるんです」
プロ格闘家の中で、ファイトマネーや試合にともなう収入で生活できるのは、ひと握り。多くの選手は、他に仕事を持ちながら練習に打ち込んでいるが、例えば飲食などのアルバイトは、仕事自体ができなくなっているケースも多いのだ。
「だから今は、まず生活することを考えた上で、あとは耐えて待つしかないと思うんですよ。いつまでもこの状態が続くわけではないと思うので、そこに懸けるしかないんですよね。これまで自分に無駄な出費がなかったかどうか、もう一度洗い直したりしながら、耐え忍ぶしかない。