厚労省担当者が回答!福原愛も気にする「コロナ」靴底汚染対策は⁉︎ (2/2ページ)

日刊大衆

こうした文化の違いもあって、福原さんが戸惑ってしまったのかもしれません。ただ、日本は玄関があるから安全安心とも言い切れないでしょう」

 武漢市に建設された臨時病院「火神山医院」のウイルス汚染状況を軍事医学科学院の研究チームが調べたところ、集中治療室(ICU)に出入りする医師や看護師らの靴底にウイルスが付着し、薬剤部などに拡散していたほか、ウイルスを含む微粒子が約4メートル飛散した可能性が示された、と4月19日に『時事ドットコム』などが報じている。

 こうした報道の影響もあるのか、福原の投稿のリプ欄には、「我が家は次亜塩素酸スプレーを頻繁に靴裏にふりかけてます」や「玄関に沸騰させた熱湯を流しています」とやり方はさまざまであるが、対策をしているという人もいた。

「先日、米疾病対策センター(CDC)が“医療従事者の靴底が新型コロナウイルスを運ぶかもしれない”というレポートを発表しました。しかし、一般人がどの程度気にすれば良いのかまではわかりません。また、むやみに対策をしても疲れるだけですし、実際のところどうすれば良いのか。気になるところですね」(前同)

■手洗いの徹底こそが近道?

 いったい、本当のところはどうなのか。本サイトは、5月18日厚生労働省の結核感染症課に取材を依頼。同日中に担当者から返答があった。まず、靴底の対策についてだが、

「最終的に手を通じてウイルスに感染してしまう可能性が高い。基本は手洗いであるというのを忘れないでほしい」

と、厚生労働省の担当者は語気を強めた。火神山医院の事例は知っているものの、あくまで「靴とウイルスの関係はあるかもしれません。ただ、今のところ、靴底にウイルスがついているのかわからない」という。

「靴と違って、手はドアノブを触るなど、さまざまなところに接触しているので、リスクが非常に高いです。また、一概には言えませんが、汚れた靴底に消毒液をかけても効果がない場合もあります。しかし、手洗いはしっかり正しく行えば、効果があります。リスクと効果の高さから見ても、手洗いのほうが重要です。

 それに靴底まで気にしだしたら、キリがないでしょう。あれもこれも、と気にしているうちに最も重要な手洗いがおろそかになってしまうのが一番良くない。ウイルスは色々な場所にいますが、最終的に手を介して感染するリスクが高い。新型コロナウイルスの感染予防で気になる話もあると思いますが、まずは基本中の基本、手洗いをしっかりしてほしいです」(前同)

 現在のところは、手洗いより重要な予防なし。靴底はそこまで気にする必要はなさそうだ。

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