予防医学の権威が語る「アフターコロナ禍」今後の暮らしと後遺症 (2/3ページ)
こういったケースに対し、前出の岡田氏は、検体サンプルをどこから採ったかで陽性率が大幅に変わる研究データに注目。その結果は次の通り(%は陽性率)。
1.「肺にチューブを入れる」=93% 2.「痰から採取する」=72% 3.「鼻の奥から採取する」=63% 4.「ノドから採取する」=32%
このうち、4.の陽性率が3割程度だったことが問題なのだという。
「これは驚きのデータです。新型コロナが流行した当初、ノドの奥に綿棒を入れてサンプルを採集しているテレビ映像が繰り返し流されていましたが、その7割近くが誤って異常なしと判定されていたことになる。つまり、他の採取法と比較すると、“見逃し”の可能性が圧倒的に高く、結果、感染者が町中を出歩いていたことになるからです」(岡田氏)
検査機関が大きな負担を抱えていたこともあるだろうが、正しい検査結果が得られてなかったとすれば、非常に残念だ。
■重症化するのは、どんな人?
さて、今回の新型コロナウイルスでは、芸能界でも志村けんさん、岡江久美子さんなどが亡くなっている。高齢者のほうが重症化しやすいとも報じられたが、実際、重症化するのは、どんな人なのか。
感染症に詳しい、中原英臣・西武学園医学技術専門学校東京校校長は、こう解説する。
「重症化しやすいのは高齢者、そして持病のある人です。持病の例を挙げるなら、糖尿病、心臓病、高血圧、がんの4つ。やはり治療を受けている人は、免疫の機能も落ちますし、高齢者も同様です。逆に言えば、高齢者以外で、基礎疾患のない人がコロナで死に至ることはないでしょう」
さらに、「後遺症」も気になるところだ。「コロナが治っても、体の異変が続く場合があるというんです。