プロ野球12球団「監督たちの采配力」マル秘査定! (3/3ページ)

日刊大衆

90年代、投手王国・カープを支えたピッチャーだけに、往年の“守り勝つ野球”が復活しそうだ。

「特に、去年のドラ1・森下暢仁が“当たり”で、先発ローテ入りを早々に決めた。エースの大瀬良(大地)、左のジョンソン、床田(寛樹)、そして森下で4人確定したのはプラス。ただ、守護神・中崎(翔太)は右膝の手術明けですし、中継ぎ以降の不安は残ります。投手陣をよく知る佐々岡監督だけに、継投の決断が勝負のポイントでしょう」(スポーツ紙広島担当記者)

 ヤクルトの高津臣吾新監督は、どうだろう。

「楽天から嶋(基宏)を取れたのは大きい。高津監督もまず投手陣を改革するべく、野村ID野球を知悉する嶋を所望していた。嶋が絶賛した期待のルーキー、奥川恭伸がいますし、若いピッチャーが育つシーズンになりそう」(球団関係者)

 ただ、バレンティンが抜けた打線の穴は残ったまま。「成績が毎年、乱高下するチームですから、制御するのはなかなか難しい。メジャー流のやり方と、日本風のやり方をうまく融合できれば、それなりの成績は残すのでは」(野球評論家の藪恵壹氏)

 就任2年目を迎える阪神の矢野燿大監督は昨季、若い選手を積極的に起用した。だが、大黒柱のメッセンジャーが抜け、さらに苦しいシーズンになりそうだ。

「矢野監督の使命は、いかにうまく選手を育てていくかということであり、采配的には昨年と大きな変化はないと見ます。まあ、そこそこでしょうね」(江本氏)

 最後は中日・与田剛監督。「去年は指揮官経験の少なさが、もろに出た。ピッチャー出身のため情が出るのか、継投が遅れるケースが何度もあった。落合博満さんがラジオの解説で、“ツメが甘い。1点の重みが分かっていない”と酷評したほど。今年は決断力が問われます」(前出のデスク)与田監督の奮起に期待したい。

 5月25日発売の『週刊大衆』6月8日号では、パ・リーグ監督の采配力も検証している。

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