エビの性別操作技術で養殖を完全に持続可能なものに(イスラエル) (3/4ページ)
・エビが人間の住血吸虫症との戦いを助ける
またこの技術は、「住血吸虫症」との戦いにも役立つかもしれない。
世界で2億人の患者がいるとされるこの病気は、慢性的に内蔵を痛める症状が特徴で、子供の場合、体や知能の発達に影響が出ることもある。
原因は淡水の巻貝に寄生する住血吸虫なのだが、エビは巻貝をよく食べてくれるために、寄生虫の抑制につながると考えられるのだ。
実際、最近の研究では、エビを利用することで感染者を減らし、その治療費を下げられると論じられている。
・環境に優しいエビ養殖
さらに性別操作技術は、エビ養殖が環境に与える負荷を軽減することにもつながる。
アジアや東南アジアで行われている海水エビの養殖は、マングローブの湖沼が破壊される原因にもなっており、世界中から批判を浴びている。しかし屋内で養殖が可能になれば、こうした破壊を防ぐことができる。

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どのような水産資源の養殖であっても、かなりの量の水を交換し続けることが必要だが、屋内のエビ養殖ならそうした水も大幅に節約できる。