副収入ねらいで参入も撃沈多数…F Xで失敗する人に欠けている3つのポイント (1/2ページ)
新型コロナウイルスのパンデミックに由来する世界的な景気後退はほぼ確実、国内でも職を失う人や内定を取り消される人が出るなど「お金」にまつわる不穏なニュースが多い昨今。そうなると、「給料以外の副収入を」と考えるのは自然なことだろう。
比較的少額で始められ、上手にやれば一定の利益を出せるとされる「FX」は、こんな時こそ「やってみよう」となりやすい。
ただ、初心者が始めて、いきなり継続的に利益を出せるほど、投資は甘くない。『初心者からプロまで一生使える FXチャート分析の教科書』(鹿子木健著、総合法令出版刊)は、F Xで欠かせないチャート分析の手法を解説するとともに、準備体操なしで、いきなり走り出してしまう初心者投資家に警鐘を鳴らしている。
■F Xで「暴走」は致命的個人投資家である著者は、F Xには始める際に「絶対スキップしてはいけないこと」があるとしている。
まず、一つ目が、「暴走しない決心をすること」。F Xは決して「ギャンブル」ではないし、スリルを味わうためのものでもない。特にチャート分析を使う手法は、チャートの動きをよく研究したうえで、自分が投資をする条件と、利益確定・損切をする条件を決め、その通りに粛々と行う、どちらかというと地味な作業だ。
このことがわかっていないと、F X投資は暴走して、勝てる見込みのないタイミングで、身の丈に合わない規模の取引をしてしまう。もちろん、これでは利益は出せない。
■F Xは「一攫千金」を目指すものではないお金が欲しくてF Xを始めるのだから「一攫千金」を目指したくなるのは理解できるが、これも相場に踊らされ、自分を見失う原因になる。
だから始める前に、「F Xで何をしたいのか」を明確にすることが大切だ。これも、鹿子木氏が挙げる「スキップしてはいけないこと」の一つである。
収入を5万円でも増やせればいいのか、まとまった資金が欲しいのか、老後の生活資金として年金にプラスして収入が欲しいのか、あるいはやりたいことがあって、そのための資金が必要なのか。人によってF Xに目をつける動機は違う。