“ムエタイ・キラー”は格闘技ジムの「あるべき姿」と向き合っている(後編) (4/6ページ)

日刊大衆

最初は無観客だったらモチベーションが上がらないのでは?という心配もあったけど、いまはそんなわがままは言っていられない。試合ができたらそれだけでいい。いまの私にとってキックボクシングは仕事。試合がないということは仕事がないことに等しい」

■木村花さんの訃報を受けて

 最近、悲しい出来事にも遭遇した。プロレスラーの木村花さんが他界してしまったことだ。格闘技とプロレス。ジャンルこそ違えどともにブシロード系列のリングに上がっているということもあり、顔を合わす機会も少なからずあった。

 交流するきっかけは女子プロレスラーの出席率が高いあるパーティ会場で、ひとりでポツンとしていたぱんちゃんに花さんから「一緒に食べよう」と声をかけてくれたことだった。悲報を聞くと、ぱんちゃんは信じられない気持ちで胸がいっぱいになった。

「いつも笑顔という印象があったので、『そんなはずは……』という気持ちのほうが大きかったですね。訃報を読む10時間くらい前にも私のSNSにいいねをしてくれたので、誹謗中傷が原因ではないかというニュースを見てその日は落ち込んでしまい、何も手につかなかったですね」

 いまやSNSの誹謗中傷は社会問題になりつつあるが、日増しに露出度が高くなる一方のぱんちゃんにも、ネガティブなメッセージを送ってくる者もいる。対処法はひとつしかない。全部ブロックだ。

「考え込んでしまうタイプだし、気分が悪くなるので」

 辛く悲しいことに向き合ってばかりいるように映るが、ぱんちゃんは希望を捨てていない。「どうぶつの森」より深い「キックの森」を突き進もうとしている。

「“ムエタイ・キラー”は格闘技ジムの「あるべき姿」と向き合っている(後編)」のページです。デイリーニュースオンラインは、格闘技スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る