FXだけバカになる 投資初心者がFXで撃沈する理由 (3/4ページ)

新刊JP

値動きの中に法則性を見つけて、それに基づいて予想していくという方法で、もちろん外れることはあるのですが、分析手法を身につければ大きく外すことはそこまで多くありません。たぶん、「空が曇ってきたら雨がふりやすい」とか「雲がなかったら温度が上がりやすい」というのに近いと思います。

相場というのは色々な思惑を持った人間の心理の集まりなのですが、全体としては「行くべきところ」に行くものです。その群集心理を視覚化したものがチャートなんですね。チャートの値動きという「過去」を見て、次に起こることを予想していく。具体的には「ちょっと上がりかけているから、もっと上がるかもしれない」とか「いつも下がっているあたりまで下がったから、このあたりで反転して上がるかも」ということで、法則にのっとって「いつも起きていること」を基準にするわけですから、厳密にいえば「予想」とも言えないかもしれません。

――F Xで初心者が犯しがちな間違いやミスについて教えていただきたいです。

鹿子木:こんなことを言うとあまり喜ばれないかもしれませんが、いきなり始めたがるんですよ、皆さん。やってみないとわからないということで、最初から50万円入れて始めてしまう。そこから得るものも確かにあるんですけど、まずデモトレードをやって、そこで利益が出せるようになるまでは、自分のお金を使わない方がいいです。

もう一つ、急に人が変わってしまう方がいるんですよ。普段はセルフコントロールもできるし、人柄もいいし、会社ではいい仕事をするんだけど、FXになると急に抑制が効かなくなって危ないトレードをしてしまうという。

――FXの時だけ「バカ」になってしまう。

鹿子木:そういう方は結構多いですね(笑)。たとえば株の場合はいい情報がFXより多いですし、企業に対する投資なので、ある程度リテラシーを意識している人が多いのですが、FXはギャンブル的な発想で入ってくる人が多いんです。

くれぐれもセルフコントロールと「お金を稼ぐこと」が目的だというのを忘れないでいただきたいです。「稼げなくても楽しければいいや」という考えが入ってきやすい世界なので。

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