FXだけバカになる 投資初心者がFXで撃沈する理由 (1/4ページ)
資産運用として、給料以外の副収入を得る手段として、よく注目されるのがFX(外国為替証拠金取引)だ。
手軽に始められるということで、特に投資の経験がない人でも「思い立ったが吉日」とばかりに飛び込んでしまいやすいFXだが、この世界は機関投資家や長年のトレード経験を持つ「プロ」がひしめく世界である。素人がいきなり利益を出せるものではない。勝とうと思えばそれなりの準備が必要だ。
『初心者からプロまで一生使える FXチャート分析の教科書』(総合法令出版刊)は、十分な準備をせずにFXを始めることに警鐘を鳴らしつつ、勝つための準備と戦略を解説する。今回は著者である投資家・鹿子木健さんにお話をうかがい、FXを取り巻く現状と、投資初心者が犯しやすいミス、利益を出すために必要な考え方などについて教えていただいた。その後編をお届けする。
■FX初心者が危ない 撃沈をさけるためにやるべきこととは?――投資のなかでFXをどんな位置づけにすればいいのかについてもお話をうかがいたいです。FXだけをやるというのは、鹿子木さんから見ておすすめできるやり方ですか?
鹿子木:その人がどんな資産運用をしたいのかによるのですが、これまで一度も投資をしたことがないという人の場合は「FXだけやる」のはおすすめできます。
というのも、資産運用のための投資としてFXをやるのであれば、身につけることや知らなければならないことは多いですから、他の投資と並行してやるのは現実的に厳しい。先のことは先のこととして、まずはFXをものにして、安定して利益を出せるようにするというのは賢明だと思います。
――投資としてのメリットはどんなところにありますか?
鹿子木:メリットとしては「流動性」と「換金性」です。
普通預金は口座にお金が入っている限り、銀行でもコンビニのATMでも、どこでも下ろせますよね。FXの口座もそれに近くて、常に現金を預けておけますから、チャンスがあったら投資してとって少し増やす。