犬は人間だけでなくロボットの命令にも従うことが判明(米研究) (1/3ページ)
犬はロボットの命令にも従う Social Robotics Lab/Yale University
たとえば家電のような動く物体とロボットの違いの1つは、人間がロボットを「エージェント」とみなしていることだろう。
特に人型のロボットを目にしたとき、私たちは多少なりとも自律した行動や、さまざまな抽象的概念レベルでの動機付けがあるだろうと予期する。つまり、ロボットには家電とは違って「行為の主体性」があるということだ。
行為主体性は、人間の身近で使われるロボットをより洗練されたものにしてくれる。だが、人間のそばには、たとえばペットなど、人間以外の存在もいる。ロボットが私たちの生活の中に普及するということは、彼らもまたロボットと暮らすようになるということだ。
これに関連して、イェール大学(アメリカ)の研究チームが、ACMとIEEEが主催するHRI 2020 Conferenceで面白い実験結果を発表している。それはイヌが人型ロボットをどのように見ているのか調べたものだ。
・犬はaiboを犬として認識するか?
この実験の背景には、犬がさまざまな姿形をした物体から出される指示に従うかどうかを確かめた、ある先行研究がある。
その研究では、犬はスピーカーや映像から発せられる指示にはそれほど従わなかったし、いかにも機械然とした外観のロボットが指差す物体に注意を向けることもなかった。
興味深いことに、犬は犬型ロボットのaibo(アイボ)ですら餌の競争相手とみなさず、相手が本物の犬であるかのように接したりはしなかったという。
彼らのaiboへの態度は、「変わった犬だなぁ」というよりは、掃除機を初めて見たときのように「なんだこの変なモノは」といった風であったそうだ。