「7月1日レジ袋有料化」に異論反論!「責任者出てこい!」 (3/3ページ)
6月24日の東京新聞で、企画本部の寺沢裕士氏は、
”コロナ対策として、持ち帰り客の中には店内に極力滞在せず、他の人と接する時間を減らしたいと考える方がいる。レジ袋の要不要を聞く作業を省けば滞在時間を減らせる”
と話しています。
すき屋の場合、レジ袋無料にくわえ、保湿効果もあり商品が倒れにくい設計の『すき屋オリジナルエコバッグ』を7月7日より20店舗で発売するようです」(専門誌記者)
コンビニ業界でも、北海道を中心に展開している『セイコーマート』は、同紙に、
「コロナ禍で家計負担が増えた上、来店時にはマスクの着用などをお願いしている。さらにお願いをする時期ではない」
と方針を明かしていた。コロナの現状と、レジ袋の有料化が重なってしまった結果に生じたゆがみと言える。
■レジ袋メーカーの回答は…
レジ袋業界では、創業60年の包装資材メーカー『清水化学工業株式会社』が2月14日から公式サイトに『脱プラ、脱ポリ、紙袋へ切り替えをご検討のお客様へのメッセージ』という記事を掲載し、話題となっていた。
脱プラスチック、脱ポリエチレン、ポリ袋から紙袋へ切り替えを検討している顧客に対して、ポリ袋がエコ商材であることを詳細なデータ込みで解説しており、SNSでもレジ袋有料化についての議論の際、データを引用している。
今回、こうしたメッセージを掲載したことや、7月1日からの切り替えについて、『清水化学』の営業部に取材し、以下のような回答を得た。
Q1.『脱プラ、脱ポリ、紙袋へ切り替えをご検討のお客様へ』をホームページに載せた理由は?
A.「ポリエチレンフィルムメーカーとして、ポリエチレンのことを知って頂いた上で、環境について考えて頂きたかった為です」
Q2.上記のホームページにについての反響はどうか。
A.「具体例は差し控えさせていただきますが、メールやSNSなどで応援メッセージ等を頂いています」
実際にツイッターなどで確認してみると、「わかりやすい」「勉強になる」「応援したい」というコメントが多く確認できた。エコロジーやプラスチックごみについて、新たな発見があるかもしれない。7月1日から実施されるレジ袋有料化。はたして効果のほどはどうなるのかーー。