アラフィフ女性が経験した「人生が一変した」瞬間とは? (4/4ページ)
そこから『ママ、お手紙を書きました』というタイトルを考えて編集者さんに言ったら、『遺書かきました』のほうがインパクトあるのでは? と提案されて、このタイトルになったんです。
『ママ、お手紙を書きました』でもよかったのですが、でもやっぱりお手紙じゃないなと。命がけは大袈裟ですが、この本の執筆は、私にとっては一世一代の大仕事でしたので、やはり『ママ、遺書書きました』、これでよかったのだと思います。
――なるほど。「遺書」は「死」をイメージさせますがその点は?
雅子:実は、ここ7年の間に3人、身近な人をなくしています。同居していた父、姑、あとは主人の弟が病気のため52歳で突然。みんな、死が身近なんです。だから、これで「いつ死んでも言い遺したことは無いな」くらい、たくさんの思いを書き綴りました。
『ママ、遺書書きました』は子どもたちから反対が起こるかなと思っていましたけど、なかったので良かったです(笑)。
――ご自身のことを書き綴ってきて、自分の姿がどのように見えましたか?
雅子:究極のわがままだと思います(笑)。丙午、牡羊座、次女、ええ加減のA型で、好きな四字熟語が猪突猛進、自由奔放、波瀾万丈ですからね。
ただ、怒られることも争いごとも嫌いなので、したたかに立ち回るというか、カメレオンのように器用に色を変えて怒られないように自由に立ち回りたいと思っています(笑)。

――この本の中で気に入っている部分はなんですか?
雅子:50の項目に四字熟語をつけて、さらにキャッチコピー的なものを添えています。「呉越同舟」なら「キュウソネコカミ」、「自画自賛」なら「ナルシスト万歳」。あとは「大胆不敵」の「ツンデレ大好き」。あの部分は気に入っています。
――あの部分は、エッセイの風味を醸し出していますよね。雅子さんはエッセイを読まれたりしないんですか?
雅子:エッセイというよりも女流作家さんの小説はよく読みますね。感情移入がしやすいので。
林真理子さん、桐野夏生さん、山田詠美さん、窪美澄さん、恩田陸さん、野中柊さん、乃南アサさんといった方々の作品はよく読んでいます。
(後編に続く)