アラフィフ女性が経験した「人生が一変した」瞬間とは? (1/4ページ)
「書かないといられなかった」という理由からエッセイを書き出し、出版社に。
53歳の女性が人生の折り返しから見た自分の半生、家族、友人たち、そして時代の流れ。波留雅子さんの執筆したエッセイ集『ママ、遺書書きました』(幻冬舎刊)は、今を生きる一人の女性の姿がそのままに書き綴られている。
女性にとってアラフィフという年代は、ひと段落のとき。子育ても親の介護も落ち着いて、母や娘といった役割を一度降ろし、これからどう生きて行こうかと考える。そんな姿に、共感を抱く人も多いはずだ。
四字熟語をモチーフに、猪突猛進な自分を描いた本書。一人の著者として自分がどう見えたのか。雅子さんにお話をうかがった。
(新刊JP編集部)
■朝、布団の中で「本を書こう!」 そこから人生は一変した――まず本作の執筆について、11月の3連休に書こうと思い立ち、その後とんとん拍子に出版に至ったそうです。とてもパワフルな感じで話が進んでいったように思います。本を書きたいと思うモチベーションはどこから湧いてきたのですか?
雅子:私は今年で54歳になります。子育ても終盤戦に差し掛かり、病気がちだった父を看取り、姑との別れを経て、時間がポッカリとあいて、何かしなきゃという思いがあったんです。そこで小料理屋をはじめようかと思っていたりもしていたんですが、すぐにお店なんて開けないじゃないですか。だからこの2年半、ずっと悶々としていたんです。
他にもソムリエ試験を受けたり、語学の勉強をしたり、スポーツジムに通いはじめたりもしましたが、結局は時間つぶしで、むなしさを感じていたんですね。
そんなときに、朝、布団のなかでもぞもぞしながら、「そうだ!書こう!」と決めて、そこからは猪突猛進です。自分の今までの人生を書き遺しておこうと思って書き始めたら止まらない。「これだったんだ、自分が求めていたものは」と腑に落ちた思いでした。
――それまでは本を書きたいと思ったことはなく?
雅子:はい、いっさいありませんでした。