ジュラシック・パークで有名になった恐竜「ディロフォサウルス」はトカゲより鳥に近い(米研究) (3/4ページ)

ディロフォサウルス・ウェテリリの右後ろ足image by:(Credit: Matthew Brown / UT Austin Jackson School of Geosciences)
・現代の鳥に似た特徴
こうした空気嚢はディロフォサウルス特有のものではなく、現代の鳥や世界最大の恐竜にも見ることができる。これによって負荷を軽減できるので、恐竜なら重たい体で押し潰されることを防げるし、鳥なら空を飛びやすくなる。
また鳥の場合、空を飛びやすくする以外にも、皮膚の伸びやすい部分を膨らませて求愛したり、大きな鳴き声を出したり、熱を逃したりするために空気嚢を利用することもある。
ディロフォサウルスの副鼻腔からトサカに向けて気泡嚢や管が複雑に伸びているという事実は、この恐竜もまた鳥のようにこの部分を利用していた可能性を示しているそうだ。

ディロフォサウルスの頭蓋骨 image by:The Saint George Dinosaur Discovery Site
・今後も近縁種が発見される可能性
なお、分析された化石はいずれもアリゾナ州カイエンタ層のナバホ・ネイションに属する土地で発掘されたもの。
マーシュ氏らが、その解剖学的な特徴を記録し、アルゴリズムを利用して各化石の比較を行ったところ、いずれも間違いなくディロフォサウルスのものであることが確認されたという。
このアルゴリズムによって、進化の視点から見たディロフォサウルスとその近縁種との違いも明らかにされた。