これまで観測されたことのない、謎の輝く天体が4つ発見される (2/4ページ)
image by:NASA/CXC/RIKEN & GSFC/T.
・少なくとも誤作動やエラーの類ではない
3つのORCは、36枚のパラボラアンテナで広い範囲を見渡すことができるオーストラリアのASKAP電波望遠鏡アレイによって検出された。
「宇宙の進化マップ(EMU/Evolutionary Map of the Universe)」というプロジェクトの一環として、2019年7月から11月にかけて夜空の電波周波数をマッピングしていた最中のことだ。
いずれも天の川の銀河面から離れたところにあり、「角直径」は「1’と月の3%」しかない。しかしその距離ははっきりとせず、そのために実際の大きさもよく分かっていない。
4つ目のOCRは、インドの巨大メートル波電波望遠鏡によって収集されたデータアーカイブの中から発見された。別の望遠鏡からも発見されたために、最初の3つがASKAPの誤作動やデータ解析のエラーによるものでないことは確かであるようだ。