人生100年時代。これからのキャリアをどう考えるべきか? (1/3ページ)
今、女性が仕事を持ち、キャリアアップをしていくことが当たり前となっている一方で、働き続けようとすると、さまざまなハードルにぶつかる現実がある。
「産休」「育休」、「時短労働」、「女性活躍推進」といったキーワードが並ぶ「働き方改革」だが、理想通りには進んでいない。そんな中で、働く女性たち自身はキャリアをどう考えればいいのだろうか?
今回は『働き方改革で 伸びる女性 つぶれる女性』(日本経済新聞出版刊)を上梓した、人材育成インストラクターの東谷由香さんにお話をうかがった。「働き方改革を利用すべし」というその理由とは?
(新刊JP編集部)
■「働き方改革」は厳しい法制度。人生の方向性を決める良いタイミング――本書はタイトルの中に「働き方改革」という言葉が入っているように、「働き方改革を利用してキャリアを考える」というコンセプトがあります。その利用の仕方について教えてください。
東谷:「働き方改革」は非常に厳しい法制度だと考えています。ひと言でいうと、「短い時間で成果を上げられない人はいらない」ということです。ただ、そうすることで生産性も上がり、残業も減る、有給が取りやすくなる。
その意味では、女性は「働き方改革」にどんどん乗っていったほうが有利なんです。働きやすさを求めて法律の範囲内で自分たちのやりやすい環境を主張していくべきでしょう。
「働き方改革」が進めば、必然的に残業手当がなくなります。だから、今までそこに頼ってきた人は厳しくなります。そこで、副業解禁という流れをつくって、自分で稼ぎなさいという政府の方針が見えます。
ただ、単純にダブルワークで仕事を増やして、というと今まで以上に労働をすることになりかねません。だから、ダブルワークをするにしても、自分がどんな未来を見据えていて、どんな能力が必要なのかを決めてからすべきでしょうね。
――なるほど。人生を考えて戦略的に仕事を決めないと、ただ働く時間が増える。
東谷:そういうことです。