トラウマ続出?背筋がゾワゾワくる大分県の怖い昔話「吉作落とし」を紹介【下】 (2/4ページ)

飛び立った吉作は、美しい紅葉の谷間へと吸い込まれていった(イメージ)。
果たして飢えと寒さに吉作はついに錯乱。「きっと今は自由に空も飛べるはず」とばかり身を投げだし、美しく紅葉に染まった谷間へと吸い込まれていきました。
やがて、初雪が降るくらいになって「やっと山から不気味な声が聞こえなくなった」と人々が傾山に立ち入りはじめ、現場で発見された縄から「吉作(※)が岩棚に取り残され、やがて落ちた」ことを知ります。
(※村の中で岩茸採りをしている者を点呼して、吉作だけいなかったのでしょう)
そして後世の教訓とするため、その岩棚を「吉作落とし」と呼び伝えるのでした……はい、それっきり(おしまい)。
残された教訓と吉作の孤独……とまぁこんなお話しでしたが、特に高所恐怖症でない方でも、かなり背筋がゾワゾワ来たのではないでしょうか。この物語は、私たちにいくつもの教訓を与えてくれます。
一、単独で山に入らない。
(やむを得ない場合は、行き先を誰かに告げる)
一、命綱は必ず複数用意する。