トラウマ続出?背筋がゾワゾワくる大分県の怖い昔話「吉作落とし」を紹介【下】 (4/4ページ)

Japaaan

こうした仮説から吉作の暮らしぶりを想像すると、常に死の危険と隣り合わせで必死に採った岩茸は何らかの力関係によって安く買い叩かれ、わずかな収入は目先の楽しみ(酒や女、博打など)に使い果たし、穴場情報を守るために周囲の者と打ち解けることもなく、再び断崖絶壁にぶら下がって、黙々と岩茸をこそぎ続ける……そんな孤独な日々が目に浮かぶようです。

いざ何かあった時、人の手助けが何より有難いのと同時に、なかなかそれを求めにくい社会背景が感じられる物語として、人々に複雑な印象を残しています。

【完】

※参考文献:
大分県小学校教育研究会国語部会 編『大分の伝説』日本標準、1978年

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

「トラウマ続出?背筋がゾワゾワくる大分県の怖い昔話「吉作落とし」を紹介【下】」のページです。デイリーニュースオンラインは、民話伝承昔話カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る