コウテイペンギンの知られざるコロニーが南極大陸で続々と発見される。うんちっちを人工衛星で追跡 (2/4ページ)
赤い丸は新発見/再発見されたもの。青い三角は、既知のコロニーの場所を示すimage credit:ESA/BAS
・11の新コロニーを発見
その結果、新しいコロニーが11か所発見され、南極にある既知のコロニーの総数は61か所になった。また、これによってコウテイペンギンの生息数は50万羽以上に上方修正された。つがいの数は26万5500~27万8500組だ。
すごい数に思われるかもしれないが、各コロニーは小さいために、従来の推定から5~10%程度増えただけに過ぎないという。
新発見/再発見された11のコロニーの画像image credit:ESA/BAS
・温暖化に脆弱な地域にあるコロニー
英国南極観測局によると、新しくコロニーが発見されこと自体は歓迎すべきことであるそうだ。
ただ、ペンギンの一部が温暖化で脆くなっている氷盤の上で暮らしていることが、相変わらず懸念されるという。コロニーの中には、大陸の海岸から180キロも離れた場所で営まれているものもあるのだ。