渡辺正行×ダチョウ倶楽部が語る、志村けんとの思い出 (2/2ページ)
肥後 で、俺ら、バカ殿の命を狙う忍者の役をもらったんですけど、3分くらいのコントも披露したんです。
寺門 覚えてるな。そのときですよ。出番前の志村さんがカメラの位置からずっと僕たちを見てるんです!
上島 白塗りしたバカ殿の顔でね(笑)。でも、表情は超真剣で怖くて。
寺門 だからコント中、志村さんの反応ばかりが気になっちゃってね。
上島 でも、志村さんは喜んでくれて、その後、出演することができたんです。
肥後 そうしたらある日、バカ殿の家来が一人いなくなっちゃってね……(笑)。
寺門 田代まさしさんが……いろいろあってね(笑)。
上島 それで、一気に家来まで昇格したんです。
■酒の席では芸の話ばかり
渡辺 へえ〜、そういう背景があって、志村さんとのつながりが強くなっていったのか。志村さんとのお酒は、どんな感じだった?
寺門 一番飲んだのは(上島)竜ちゃん。もう同志でしたよね。志村さんは、「俺のことを分かってくれる唯一のヤツ」って言ってたよね。
上島 いやいや。でも、出会った頃の志村さんは40代で、僕も若かったから、いつも朝まで飲んでました。そのままテレビに出ることもあったから、今思えば、酒臭くて腹を立てたスタッフもいたんだろうなあ。
寺門 いたよ、絶対(笑)。
上島 それでもホント、楽しかった。おいしいものを食べさせてもらったし、高級クラブに連れてってもらったし。ただ、それ以上に、「俺は今、あの志村けんと差し向かいで飲んでるんだ」と思うだけで、もうたまらなかった。
渡辺 分かる。俺も昔、志村さんと飲んだから。
寺門 どんな感じでした?
渡辺 う〜ん、酔ったことしか覚えてない(笑)。ダチョウと飲んでるときは、どんな話をしてたの?
寺門 志村さんは、ほとんど芸のことでしたね。
上島 そう。だから僕なんて怒られてばっかり。たとえば、「今日のお前の役は加藤(茶)さんも演じたんだ。あの場面で加藤さんはこうやったけど、お前は何もしなかったよな!」とか。いつも言われていました。
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