渡辺正行×ダチョウ倶楽部が語る、志村けんとの思い出

日刊大衆

渡辺正行
渡辺正行

『週刊大衆』で人気の爆笑連載・『コント赤信号 渡辺正行スター芸人たちの“笑いと涙”』。その特別編として、今回も前回に引き続き、お笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』との対談を掲載! リアクション芸の確立、3月29日に逝去された志村けんさんとの思い出など、存分に話してもらった。

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渡辺 ダチョウ倶楽部が認められたと言えば、今年3月末に亡くなられた志村けんさんとの関係だよね。長い間、志村さんとコントで共演してきたよね。

上島 はい。僕が初めて会ったのは1996年の12月頭くらいだったから、もう23年以上も前。プロレスラーの川田利明さんが共通の知り合いで、電話で呼ばれて飲みに行ったら、そこに志村さんがいたんですよ。

渡辺 あっ、仕事が最初じゃなかったんだ?

上島 はい。そのとき、志村さんが「お前ら、最近はリアクション芸ばかりでコントをやってないよな。『志村けんのバカ殿様』(フジ系)に出てみるか?」と言ってくださって。さすがに社交辞令だろうけど、「バカ殿に関われるなら大喜びです!」って答えたんです。

渡辺 今も昔も人気番組だから、それはそうだよね。

上島 そしたら2週間後、本当に収録に呼ばれたんです。翌年1月に放送される番組ですからね。普通、そんな急なことはないですよね。

寺門 そうそう。マネージャーから「バカ殿、決まりました!」って言われたときは、ビックリしたよなあ。

肥後 で、俺ら、バカ殿の命を狙う忍者の役をもらったんですけど、3分くらいのコントも披露したんです。

寺門 覚えてるな。そのときですよ。出番前の志村さんがカメラの位置からずっと僕たちを見てるんです!

上島 白塗りしたバカ殿の顔でね(笑)。でも、表情は超真剣で怖くて。

寺門 だからコント中、志村さんの反応ばかりが気になっちゃってね。

上島 でも、志村さんは喜んでくれて、その後、出演することができたんです。

肥後 そうしたらある日、バカ殿の家来が一人いなくなっちゃってね……(笑)。

寺門 田代まさしさんが……いろいろあってね(笑)。

上島 それで、一気に家来まで昇格したんです。

■酒の席では芸の話ばかり

渡辺 へえ〜、そういう背景があって、志村さんとのつながりが強くなっていったのか。志村さんとのお酒は、どんな感じだった?

寺門 一番飲んだのは(上島)竜ちゃん。もう同志でしたよね。志村さんは、「俺のことを分かってくれる唯一のヤツ」って言ってたよね。

上島 いやいや。でも、出会った頃の志村さんは40代で、僕も若かったから、いつも朝まで飲んでました。そのままテレビに出ることもあったから、今思えば、酒臭くて腹を立てたスタッフもいたんだろうなあ。

寺門 いたよ、絶対(笑)。

上島 それでもホント、楽しかった。おいしいものを食べさせてもらったし、高級クラブに連れてってもらったし。ただ、それ以上に、「俺は今、あの志村けんと差し向かいで飲んでるんだ」と思うだけで、もうたまらなかった。

渡辺 分かる。俺も昔、志村さんと飲んだから。

寺門 どんな感じでした?

渡辺 う〜ん、酔ったことしか覚えてない(笑)。ダチョウと飲んでるときは、どんな話をしてたの?

寺門 志村さんは、ほとんど芸のことでしたね。

上島 そう。だから僕なんて怒られてばっかり。たとえば、「今日のお前の役は加藤(茶)さんも演じたんだ。あの場面で加藤さんはこうやったけど、お前は何もしなかったよな!」とか。いつも言われていました。

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