放置すれば命の危機も!?「マスク肩こり」「マスク頭痛」効果的な予防法とは? (1/2ページ)

Asagei Biz

写真はイメージです
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 人類史上初とも言える、耳慣れない“疾病”が地球上で大流行しているかもしれない。新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクが手放せなくなってからはや半年。夏に入り、原因不明の肩こりや頭痛を訴え、病院に駆け込む患者が急増しているというのだ。

 都内に住む会社員のA氏(40代)が体に異変を感じたのは6月下旬のこと。

「仕事柄、完全にリモートというわけにもいかず、週の半分は出勤で、出勤時は1日じゅうマスクが顔から離せないような状態でして……。そんなある日の夕方、突然激しい頭痛と肩こりに襲われたんです。それまで頭痛なんて経験したことがなかったから、驚きましたね。しかも、肩こりも吐き気がするほどひどくて……仕事を続けられる状態じゃなかったため、慌てて近所のクリニックを受診したんです」

 しかし、医師の診断は、「軽い脱水では」というものだった。

「実はこれが『マスク肩こり』『マスク頭痛』の落とし穴なんです」と語るのが、医療ジャーナリストだ。

「一般的に頭痛には、血管が広がることで起こる片頭痛と、肩こりなどからくる筋緊張型頭痛があるのですが、夏前からこういった症状が急激に増えているんです。その理由として考えられるのがマスクで、通常、マスクは通気性があるので、二酸化炭素が含まれた呼気は、マスクの外に出ていきます。ところが、夏場にはマスク内の温度が40度以上になることもあって、通常より多くの二酸化炭素を含んだ空気を吸うことになります。二酸化炭素は血管を拡張させる科学的因子なので、これが片頭痛を引き起こす要因になるんです」

 さらに問題なのが、マスクのゴムによる締め付けで、これが耳回りの筋肉(側頭筋)に負担をかけ、筋緊張型頭痛を呼び起こすというのだ。

「実はこの側頭筋は顎に関係していて、この部分に負担がかかると首の筋肉に影響が出る。それが肩こり、首の痛みとして現れるんです」(前出・ジャーナリスト)

 しかも、厄介なのは片頭痛や肩こりを放置しておくと、それが自律神経に影響を及ぼし、やがて、うつ病を発症。最悪、死に至るケースもあると言われる。

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