思ってたのと違う!NASAが太陽系の形を最新データから予測 (1/3ページ)

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思ってたのと違う!NASAが太陽系の形を最新データから予測
思ってたのと違う!NASAが太陽系の形を最新データから予測

image by:太陽系の形 Opher, et al

 宇宙の端っこのことを考えると未だに眠れなくなるわけだが、21世紀になっても、我々はまだ宇宙のことをよく知らない。

 我々が暮らしている太陽系の形なんて、考えたこともなかったが、NASAが集めた最新データの分析によると、ちょっと疲れ気味の胃のような、しぼんだクロワッサンのような形をしているという。

 宇宙って人体に似ているところがあると言われてきたけれど、まさにそんな感じだったのか。
・太陽系を包む泡

 太陽系は「太陽圏(ヘリオスフィア)」という電荷粒子と磁場の泡に包まれている。それはつまりは太陽風が届く範囲のことで、これのおかげで太陽系の惑星は宇宙線や宇宙で生じた現象から放たれるエネルギーから守られている。

 内側にいながらにして太陽圏の形状と大きさを計測するのはとても難しいことなのだが、頼もしいことに、私たち人類にはボイジャー1号と2号がいる。1977年に打ち上げられた両機は、それぞれ2012年と2018年に太陽圏を脱出。現在はその外側に広がる恒星間宇宙を旅している。

 NASAの研究グループは、両機が届けてくれたデータにくわえ、さらにカッシーニとニュー・ホライズンズからのものもあわせて、太陽圏の特徴を予測した。

 これまで太陽圏は、ボールのような本体から長く尾を引いた彗星のような形をしていると考えられてきた。
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