サーキット仕様のRX-7(FC3S)の燃料漏れ修理! (1/3ページ)
今年は、新型コロナの影響で走行会やサーキットなどの開催が非常に少ないかもしれませんね。豪雪地帯の筆者の地区では、どうしても春から秋までに催し物が多いのが現状です。
ずっと車を愛しサーキット走行や走行会などをしている人たちは、今期開催されるのか不安に思いながらも、開催に向けて車の整備をしながら準備してしまうようです。
まるでオリンピック出場選手のように準備するという習慣があるのですね。今回は、サーキット仕様のRX-7(FC3S)を動かしたら、「あら~、燃料が漏れて燃圧がかからない」トラブルを修理してみます。
またRX-7(FC3S)ってどんな車かも解説していきます。
■サーキット仕様のRX-7(FC3S)について引用:筆者撮影画像
所有者様の話だと、15年前に購入して仕上げ始めたそうです。
本来であればRX-7(FD3S)やRX-7(SE3P)などをチョイスすることも考えたようですが、このディテールが好きで敢えて不利な状況でもこのモデルを使用しているようです。
エンジンは、13Bツインターボで約400psほどとの事です。
フロント・リアともにサーキットで有効なダウンフォースを得るために、大きなディフェーザーが装着されています。
■サーキット仕様のRX-7(FC3S)の燃料漏れ箇所を調査引用:筆者撮影画像
一人乗車した状態でリフトに上げて、イグニッションをオンにして燃料漏れの箇所を探していきます。リフトがないと漏れ箇所がわかりづらいので、リフトに上げることが大事です。
エンジンをかけたほうが、漏れている箇所が探しやすそうなので、エンジンもかけて下回りを細かく調べていきます。
フロント部分からの漏れはなく、中間のボディ部分からのもれもない状況です。「あら、ポタポタ燃料が床に落ちてきている!」と後ろの方から漏れ始めてきました。
漏れ部分を調査していくと、さすがサーキット仕様です。燃料タンクにサブタンクを使い、ステンメッシュのホースで純正パイプに接続されています。