過信は禁物!福島県に伝わる世にも恐ろしい昔話「三本枝のかみそり狐」【上】 (1/3ページ)

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過信は禁物!福島県に伝わる世にも恐ろしい昔話「三本枝のかみそり狐」【上】

とかく嘘の多い世の中ですが、皆さんは詐欺に遭ったことがありますか?

「何であんな見え透いた手口に騙されるんだろう?自分なら、絶対に引っかからないのに」

傍目では何とでも言えるもの……しかし不思議なもので、騙されない自信がある人ほど引っかかりやすい傾向があるようですから、十分にご用心願います。

さて、そんな自信家は昔にもいたようで、今回はまんまと狐に化かされてしまった、とある男のエピソードを紹介したいと思います。

怪しい女を見つけた彦兵衛は……

今は昔、ある村に彦兵衛(ひこべゑ)という血気盛んな若者がおりました。

「近ごろみんな、狐に化かされた化かされたと騒いでいるが、たかが畜生に、人間様が化かされるなど、あるものか!」

あえて黄昏時の三本枝へ

そこで早速、みんなが止めるのも聞かずに三本枝(さんぼんえだ)と呼ばれる村はずれの狐スポットへ、あえて黄昏時に出かけて行きました。

彦兵衛はどんどん暗くなっていく竹やぶの中をあちこち歩き回りましたが、狐は一匹も見当たりません。

「ふん……狐ども、この彦兵衛サマに恐れをなしたか。しょせんは畜生よ……」

もう気が済んだのか飽きたのか、それとも腹が減ったのか、そろそろ帰ろうと思ったら、竹やぶの向こうを若い女が歩いていました。母親のようで、背中には赤子をしょっています。

「ん?こんな時間、こんなところで何をしているんだ……?」

怪しい様子が気になった彦兵衛は、女の後をつけていくことにしました。

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