成長できない人が陥る「思考停止」。そこから脱却するために必要なことは? (3/4ページ)
潮田:6日目の「提案力」のセッションで、「視点」「視野」「視座」という3つのものごとのとらえ方を説明していますが、まずは自分の仕事は他者が評価するということを受け入れて、他者からの視点で自分を見ることが大切です。また、視座を広く持って、自分が世界全体のほんの一部であることを意識すると、ものごとの捉え方が全く違ってきます。
――この他者目線は、たくさんの人と関わることによって得られるものだと思います。
潮田:そうですね。だから、まずは周囲の人に興味を持ちましょう。なぜこの人はこういうことを言うんだろうと想像してみることが大切です。
――先ほどお話された3つの仕事の基本について、最後に柔軟性をあげていましたが、それは、この社会の変化のスピードについていくためにも必要です。この柔軟性を鍛えるためにはどうすればいいでしょうか。
潮田:やはり習慣ですね。会社以外でも、家族や友人、恋人とのやりとりなど、普段の日常生活の中でのやりとりについて、自分の接し方をちょっと立ち止まって考えてみてください。意外と「オレ様」で接している人は多いですから。
自分の接し方を客観的に見て、相手のことを考えてみる。そのときに「そういえば、会話をするときによく遮っちゃうな」と思ったら、最後まで話を聞いてみるようにする。こういうことが重要です。
人の話をちゃんと聞いて、自分の話をちゃんと発信する。この2つを意識すれば、新しい情報はどんどん集まってきます。「自分はこうだ、分かったか」ではなく、相手が受け取れるように伝える。これを習慣化をしていくんです。
もちろん、自分の意見や考えを持っていることは大事ですが、そこに固執しないでほしいですね。年齢が高くなっていくと、少しずつ柔軟性がなくなっていくので(笑)
――仕事の基本が普段の生活にダイレクトにつながるということですね。
潮田:そうですね。人生のどの場面にも自分の生き方が出てきますから。