「登板ゼロ」佐々木朗希に“影のコーチ”が浮上「井口監督も口出しできない」 (1/3ページ)
異例ずくめの「甲子園高校野球交流試合」が閉幕し、プロ野球シーズンもようやく折り返し地点に突入した。となれば、昨夏の高校球界を盛り上げた「令和の怪物」のデビュー戦を待ちわびるファンも多かろう。だが、実戦はおろかマウンドに立つ気配すらないが……。
「(1、2軍通じて)年間50イニング制限どころか、今シーズンの登板すら怪しいもんですよ」
「令和の怪物」が置かれた境遇を知るパ・リーグ関係者は、こう憂いの声を漏らした。
大混戦のパで首位争いを続けるロッテだが、今季の目玉とされたドラフト1位ルーキー・佐々木朗希(18)の存在感が薄い。
実は開幕前から1軍に帯同してはいた。だが、遠征にも同行しながら出場選手登録されることなく、慎重に慎重を重ねた調整の日々を過ごしているのだ。登板機会を求め、2軍に合流したことすらない。この現状を、スポーツ紙デスクが解説する。
「当初は5月26日のシート打撃で披露した160キロの直球や140キロ中盤のフォークに首脳陣はメロメロで、6月の紅白戦や練習試合での実戦デビューが決まっていました。しかし、万全を期すために実施したメディカルチェックで右肘の炎症が発覚してしまい、直後からノースロー調整に切り替わりました」
年明けの合同自主トレから春季キャンプの期間に鍛え上げてきた、肩の状態はゼロに戻ったも同然だった。
7月14日の札幌ドームでようやく報道陣を前に、およそ7週間ぶりにボールを投げる姿を見せたが、外野で最長20メートルの距離を山なりで60球程度放るのみだった。佐々木の練習風景を目撃した球界OBが語る。
「練習の強度自体は徐々に上がってるよ。最近は距離も30メートルぐらいに延びて、低い軌道のボールや変化球を交えるようになった。キャッチボールのパートナーは吉井理人投手コーチ(55)で、『専属コーチ』となって付きっきり。時折、フォーム指導するシーンも見られるね。ただ、日によってはメディアや評論家が球場入りする頃には引っ込んでしまうんだ。室内施設でトレーニングを続けているみたいだけど、球団広報も貝になって詳しい故障の状況や練習内容は教えてもらえない。