オリックス監督更迭、千葉ロッテ好調のワケも!2020年プロ野球「知られざる舞台裏」 (2/3ページ)
ジワジワと矢野監督への風当たりが強まっているようです」(球界事情通)
野球評論家の江本孟紀氏も、矢野采配には疑問を呈する。
「どういうチームが作りたいのか、采配から伝わってこないんですよ。打線を組むのに苦労しているのは分かるけど、意図が全然見えてこないし、藤川(球児)を“抑えのエース”として使おうとしたのもおかしい。矢野監督は、基本的なチーム戦略から考え直したほうがいい」
周囲の評価は、けっして高くないという矢野監督。契約があと1年残ってはいるが、今季の戦い次第では、急転直下の“更迭劇”という可能性も否定できない。
「矢野監督就任直後から、水面下では後任選びが始まっていますが、OBはすでに人材難。岡田(彰布)や金本(知憲)の再登板まで囁ささやかれているほどです。かつての野村克也、星野仙一のような“ウルトラC”に期待したいところですが……」(前出の事情通)
■一方、今季絶好調なのは千葉ロッテ
不調にあえぐ球団がある一方、今季絶好調のチームもある。その筆頭とも言えるのが、井口資仁監督率いる千葉ロッテ。現在、ソフトバンクに次ぐ2位をキープし、パ・リーグの台風の目となっているのだ。
「今オフに福田秀平、美馬学をFAで獲得し、“大型補強”を成功させましたが、開幕前の下馬評はけっして高くなかった。それだけに、ロッテの快進撃が驚きを生んでいるのも、また事実です」(スポーツ紙記者)
実際、他球団と比較して戦力が充実しているというわけでもなく、なぜ2位をキープできているのか、不思議なくらいだ。