小さな会社も「副業」する時代へ 不動産リフォームで賃貸収入を得るためのコツ (2/4ページ)
だから、ボロボロで「これ、本当に住めるようになるのかな」と思うような物件の方が、逆に言えば投資には向いているんです。そのなかで最低限、躯体の状態をチェックする、ということになります。一例ですが、ボロボロの物件を50万円で買って、450万円かけてリフォームしたら、かなりきれいになりますよ。
――リフォームのコツはありますか?
大熊:ひとことでいうと「差別化」です。一般的な賃貸住宅は、すごく「無難」に作ってあります。ワンルームマンションを見に行ってもらうとわかるのですが、ほとんどの物件は白い壁と茶色の床ですよね。
せっかくリフォームするのに、そこに近づけてしまうのは悪手です。洋室でも色をちょっと変えてみるとか、戸建て物件の特性を生かして和室を残しつつ、モダンな感じを出してみるとか、そういう差別化をすることで、借り手がつきやすくなるんです。
――日本中にある空き家や古家のうち、投資価値のある物件はどれくらいあるのでしょうか。
大熊:これは、正直わからないんです。というのもデータがないんですよね。我々はおそらく日本一空き家を扱っている団体だと思いますが、それでも戸数でいえば1000戸やそこらです。逆に言えば、探せばいくらでも再生できる物件があるということでもあると考えています。
――大家業にかかる手間についてはいかがですか?持ち物件が増えるとそれなりに大変そうです。たとえば従業員10人の中小企業が、あらたに空き家・古家を利用した不動産投資をするとなった時、そのための従業員を雇わないという前提でやる場合何軒くらいの管理が可能なのでしょうか。
大熊:前提として、物件の保守管理は自分ではやらずに外注すると考えているので、何軒でも管理はできます。
不動産の勉強をするという意味では、自分で管理してみるのもいいのですが、おっしゃるように管理できる戸数には限界もあるし手間と人出がかかります。零細企業が新規事業としてやるには向いていません。