交錯する運命と冒険『天風』に込めた作者の思いとは (4/4ページ)

新刊JP

「天風」も、その時期に作られた物語です。いつかマンガ家になって公表したいと思っていました。でも夢を途中で諦める事となり、ストーリーを描いたノートだけが残ってしまったのですが、登場人物に愛着もあり、捨てられませんでした。それからアニメやマンガから遠ざかる日々でしたので、大人になってからは、ピクサー映画以外はどちらかというと現実的な作品を見たり、小説を読んだりする方が多くなりました。

――もし、次回作の構想などありましたらお聞きしたいです。

小山:特にジャンルにはこだわっていませんので、書きたいと思った物を描こうと思っています。ファンタジーに限らず、現実的な物にも興味があります。現代社会をテーマにしたものにも挑戦してみたいですね。

実は今1つほとんど出来ている作品があるのですが、改善しないといけない点がいくつかあり、まだまだ編集段階です。「天風」とは全く違うジャンルで、初恋と友情を描いたものなのですが。

――最後になりますが、読者の方々にメッセージをお願いいたします。

小山:この作品は、私がまだ若かりし頃に作りました。遠い記憶になりますが、その時の自分がどんな状況で、何を思っていたのか、今でも鮮明に覚えています。

当時、なかなか前に進めず塞いでいた自分の背中を押すように物語は浮かんできました。とにかく消えて欲しくなくて、ひたすら思い描くままにノートに書き綴ったのです。そして、その物語を公表する事が私の夢となりました。

だいぶ時が経ってしまいましたが、ようやく形として実現する事が出来ました。私が長い間温めていた物語を一人でも多くの方々と共有したい。そう願うばかりです。何かに生き辛さを感じて生きている、若い世代の方から大人の方まで幅広い年齢の方に手に取って頂きたいです。

そして読んでくださった方の心に残り、生きる活力になればこの上ない喜びです。是非、感想聞かせて下さい。

(新刊JP編集部)

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