金欠女子を標的に!パパ活市場に潜む悪徳スカウトの正体「卑猥写真をネタに」

Asagei Biz

写真はイメージです
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 コロナ禍が長引く中、男性との金銭を媒介とした各種の交際、いわゆる「パパ活」に手を出す若い女性が増えている。パパ活女子に広がる困った悪影響のひとつに、金銭感覚が狂ってしまう…というものがある。コロナによる自粛期間中にパパ活を始めたという女子大生に話を聞いた。都内の学生寮に暮らすという桜さん(仮名・20歳)。

「私がパパ活を始めたきっかけは、コロナ自粛の最中にいろんな話を聞いて将来に不安を覚えたことです。求人募集が一気に減ってしばらく戻らない…なんて話も耳に入ってきましたし、アルバイト先の飲食店からも『しばらく来なくて大丈夫だから』なんて言われて…。最初は、会って食事をするだけのつもりでした。寮の食堂の味気ない食事ばかりでしたので、美味しいものを食べたいという気持ちもありました。何人かパパと会って高級な店で食事を奢ってもらい、帰り際にだいたいは1万〜2万円もらえました。あっという間に1ヵ月のアルバイト代以上になりました。コロナでバイト先もなくなっていたので、助かった~と思いました」

 最初のうちは「食事だけ」と固く決めていたそうだが、何人かのパパと交遊を重ねるうちに、そんなルールもどこへやら…。

「一人の男性に何度も誘われるうち、大人の関係も持ってしまいました。IT企業の役員をしているというそのパパは私が大人の関係は未経験というのを信じて、10万円を提示してくれました。その後は何人かのパパとホテルに行くようになりました。気がつくと、1ヵ月で70万円くらい稼いでいましたね。実家が比較的厳しかったため、小さい頃からお小遣いも少なかったので、自由に遣える何十万円という大金を持つのは初めて。気がつくと、それまでネットで画像を眺めているだけだった服やバックや財布などを、自分へのご褒美と言って次々と買っていました」

 だが、そんな贅沢暮らしは長くは続かなった。

「その頃、パパの一人が奥さんや子供といる所を見てしまったんです。娘もいて、私とそれほど年齢が変わらないように見えました。それで一気に気持ちが萎えてしまって、パパ活から遠ざかるようになりました。でも一度狂ってしまった金銭感覚は元には戻りません。以前は何とも思わなかった慎ましい生活が味気なく感じてしまいます。そろそろ手元の現金が尽きそうで、クレジットカードのショッピング枠も限度額ギリギリまで使っていて…。バッグとかをメルカリで処分しようにも、ちょっと面倒かなって…。気持ちも身体も拒否しているけれど、どのみち、就職活動中は長時間拘束されるようなアルバイトができないので、パパ活を再開するしかないのかな…と悩んでいます」

 パパ活事情に詳しいジャーナリストはこう話す。

「パパ活をきっかけに、買い物依存症に陥る女性は多いと聞きます。一度狂った金銭感覚を戻すのは容易なことではありません。専門のカウンセリングを早めに受けることをおすすめします。というのも最近ではパパ活アプリを悪用した性産業のスカウトが横行しているんです。パパを装って接近して、『いいバイトがあるんだけど…』と持ち掛けるのが手口。卑猥な写真を撮られて脅されるなどの被害が多発しているので注意が必要です」

 思わぬ大金が入ったときほど自分の足下を見つめ直すことが必要なようだ。

(オフィスキング)

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