バイキングの傭兵地区がイスタンブールの近くで発見される(トルコ) (2/4ページ)
琥珀で作られたネックレスのようなもの(複製)image credit:Viking Dragon
バイキングは、ビザンティン帝国やエーゲ海周辺との長い歴史をもつ。バイキングとその血縁のヴァリャーギ人(キエフに王朝を創設)は、ビザンティン帝国と広く交易し、相互に関係していた。帝国を2度攻撃したが撃退され、9世紀に条約を交わした後は、平和的な関係が確立された。
中世の年代記に描かれたヴァリャーギ親衛隊image credit:public domain/wikimedia
・ヴァリャーギ親衛隊の精鋭バイキングが皇帝に仕えた
平和条約が結ばれた後、キエフやスカンジナビア出身のバイキングの多くが、ビザンティン帝国のために働く傭兵となった。
バイキングは、忠誠を重んじる戦士の文化を誇り、多くの戦闘で決定的な武器となった巨大な斧で有名になった。こうした傭兵たちは、地元の貴族や党派の連中ではなく、ビザンティン帝国の皇帝だけに忠誠を誓った。
988年、バイキングの傭兵たちは、ビザンティン帝国皇帝バシレイオス二世によって、正式にヴァリャーギ親衛隊に組み込まれた。