未来の健康管理はロボットにお任せ? 人間の体内をパトロールするマイクロロボット軍団(米研究) (1/4ページ)
マイクロロボットが人体の中に入ってパトロール/ Pixabay
未来のロボットと聞いてどんなものを想像するだろうか? アニメに登場する巨大ロボットを想像しがちだけど、極小のロボットの活躍も期待されている。
米コーネル大学のグループが『Nature』(8月26日付)で発表したのは、もはや肉眼では見ることができない、ゾウリムシよりも小さなマイクロロボットの大群だ。
将来的にはこのマイクロロボットを人間の体内に入れることで、健康管理をしてくれたり、病気と闘ってくれたり、あるいは作物の病原菌を駆除してくれることが期待されているという。
・極小のロボットを駆動させる難しさ
かつてインテルの創業者ゴードン・ムーアは、「半導体の集積率は18ヶ月で2倍になる」と予測した。
それから50年、「ムーアの法則」と呼ばれるこの予測はピタリと的中し、半導体は猛スピードで進化した。そのおかげで、人間の目に見えないほど小さく、それでいて複雑な動作を行うことができるロボットはますます現実的なものになってきている。
だが、そのためには1つ問題があった。それは極小のロボットを実際に駆動させる極小のアクチュエーター(入力されたエネルギーもしくはコンピュータが出力した電気信号を、物理的運動に変換する、機械・電気回路を構成する機械要素)がないということだ。