「角栄流」で政権を操る二階俊博“闇将軍”の素顔「オレは勝ち馬に乗る」 (2/3ページ)

Asagei Biz

政策においても角栄流を継承し、

「角栄氏の『日本列島改造論』を引き継ぐように『国土強靱化計画』を打ち出して建設業や運輸業を潤わせる典型的な土建政治を実行してきました。観光業者の利権が絡んでくるGoToトラベルの実現にも奔走しています」(政治部デスク)

 元二階番記者によれば、

「政治信条は『オレは儲かる勝ち馬に乗る』でした。政局と利権にしか興味がなく、それ以外の話になると、寝ていることもあった。ちなみに二階氏の口から、日米同盟が大事だとか、憲法がどうだとかいう話は聞いたことがありません」

 和歌山県議時代から二階氏はすでに、みずから力をつけていかねば、との強い意志を持っていたという。

「中央省庁の官僚は必ず何回か地方へ行くことになり、どこかの県庁の課長補佐クラスとして修業をする。そこで仕事ができるかどうかを見極められ、霞ヶ関に戻って出世するかどうかが決まります。二階氏は和歌山に来た官僚を全員、接待した。全てはパイプ作りのためです。国会議員になってからも、役人の人脈作りをコツコツとやっていました」(元二階番記者)

 そうした活動を現在まで続けてきた結果、官僚の人脈が二階氏の強みとなっているのだ。

「官僚を手なずけたことで、自分のスキャンダルを潰せるようにもなりました。なぜなら、大半の政治スキャンダル情報は、役人の裏切りでしゃべることになるからです」(自民党関係者)

 みずからが手がけた、あるいは関わった案件は、最後まで面倒を見る。これも実力者への土台となったと、この自民党関係者は続ける。

「何かの事業の協力要請を受け、動いたとします。すると1、2年‥‥いや、5年6年たっても『あれはどうなった? 大丈夫か』といつも気にしてくれる」

 さらに官僚やマスコミとの懇談の場には毎回、地元和歌山の紀州梅の詰め合わせをお土産として持たせてくれる周到さ。

 16年に自民党幹事長に就任すると、二階氏の権力は一気に強固なものとなっていく。

「前任の谷垣(禎一)さんが自転車事故で大ケガを負い、急遽退任することになった。そこで二階さんに回ってきたわけだ。他に人材が育っていなかったからね。

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