世界で初めて可視化された超大質量ブラックホールの正体は、仮説上の天体ボソン星かもしれない(オランダ・ドイツ共同研究) (4/5ページ)
ということは、研究グループのシミュレーションが正しいのだとすれば、どうやら問題のブラックホールがボソン星である可能性は除外できそうだということになる。

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・最終的な結論は今後の観測次第
しかし、例のブラックホールのイメージは、EHTの観測データを作為的に可視化したもので、ボソン星も同じように可視化される可能性がある。したがって、最終的な結論は、将来的な観測結果を待たねばならないようだ。
仮にやはりブラックホールではないということになれば、とんでもない発見だ。
もちろん超大質量ブラックホールが存在しないということではない。だが、それはボソン星が実在する可能性を示唆しており、初期宇宙のインフレーション理論からダークマターの捜索まで、さまざまな意味合いを持つ。
「宇宙論的なスカラー場が存在し、宇宙が持つ構造の形成に重要な役割を果たしているということになります」と、主執筆者のヘクター・オリバレス氏は話している。