生き方を見直すときに大切な「使命」という視点 (2/5ページ)

新刊JP

これは今の「自分のしたいことをしよう」というトレンドとは逆の印象を受けますが、「したいことをする」ではいけないのでしょうか?

松島:私たちは使命に進むために性格、才能、役割が与えられていて、自分のやっていることが、それらと一致することが自然体です。そういう意味では「したいことをする」が使命であり、社会に対してもどんどん良い影響を与えることができるでしょう。

ただし、同じ「したいことをする」でも、「お金を稼ぎたい」「権力を握りたい」「ラクしたい」というような悪い欲や感情で動いてしまうと、使命から遠ざかります。例えば、本の作家が執筆をするときも、「印税で食べたい」という人と、「書くことで人々を楽しませたい」という人では、後者の方が長く続けていけるし、一生懸命取り組むし、周囲から愛されることになります。
使命に進むと、何も考えずにどんどん行動できるし、自然体でいるようになります。

――「したいことをしよう」は実は自然体ではない自分を作る可能性があるわけですね。

松島:「したいことをする」の「したいこと」が自分の使命と異なる場合は、自然体ではなくなります。「お金を稼ぐことが大切だ」「働かなくてもいい生活が最高」といった一般的な価値観に捉われてしまい、それが自分の「したいこと」と錯覚していると、自然体ではなくなってしまうのです。早くリタイアして南の島でのんびりすることをゴールとして、それを実現したら、うつになって仕事がしたくなるようなことは沢山あります。

――もう1点、「正しいマインドセット」とはどのようなものでしょうか?

松島:正しいマイドセットの基本は、「自分は愛されている存在である」「自分は存在しているだけで価値がある」「人生の目的は世の中を永続的に良い方向へ変革すること」という3つを分かっている状態です。
この3つを真に理解すると正しいマインドの基本ができているということになり、責任感も強くなるし、感謝もできるようになります。

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