生き方を見直すときに大切な「使命」という視点 (3/5ページ)
多くの書籍などでも「責任感を持ちましょう」、「感謝をしましょう」と伝えますが、この3つの基本原則の土台がないと、責任感が「義務的」になってしまったり、感謝が「千回ありがとうと言う」などと形式的になってしまいます。
――なるほど。責任感や感謝は必要ですが、使命に進むための原理原則を身に付けないと、良い方向に向かわない。
松島:その通りです。使命に進むための原理原則というより、人間としての原理原則です。たった3つの原則だけなのですが、世の中的には「スキル」を身につけましょうという視点ばかりですよね。スキルではなく原則を身に付けないと意味がありません。自分自身正しいものに変えないといけないわけです。
これは品性、品格を身に付けるという意味でもあります。
――こうした原則は価値観が凝り固まってしまったりすると身につけづらくなるように思います。
松島:すぐに、スキルの方に目が行ってしまいますよね。だからこそ、本書を繰り返して読むなどして、正しい価値観に常に触れておく必要があります。世の中の価値観は間違ったものばかりですから。
そして、正しいマインドセット、品性、品格は使命に進むことで身についていくものなのです。そして使命は具体的な実践に落とし込むことが大切です。
――これまでの成功者で使命に進んだ人といえば誰がいますか?
松島:本書でも名前を出していますが、松下幸之助さんは使命に進んだ方ですね。実際に使命という言葉を口にしていますし、自社ひいては日本という国そのものを良くした実績を残していますから、彼は自分の使命に進んだといえるのではないでしょうか。
――使命に進んでいる人は自分のためではなく、社会のためという意識が強いのでしょうか。
松島:そうですね。社会のためにと思わなくても、自然体で社会のためになっている感覚です。もっと本質的な「人を愛し、健全に生きること。日々喜んで生活すること」ができていることが使命です。