松村邦洋×河合敦「大河ドラマ」を語り尽くそう(1)人の一生を1年で描く大河の魅力! (3/3ページ)

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松村 ただ、本木雅弘さんがカッコよすぎて、俯瞰で川を馬に乗って走っていくシーンなんて、まるで道三のプロモーションビデオみたいでしたね。伊藤英明さんの斎藤高政(義龍)との一騎打ちの対決なんて見ると、カッコよすぎるくらいカッコいい。道三のイメージも変えましたね。前半の『麒麟がくる』は『道三がくる』って感じですね。

河合 明智光秀が信長を殺す動機、従来諸説ありますが、今回の大河ではどの説を採用するのか、すごく気になっています。

松村 これまでのドラマでは信長に殴られたとか、パワハラという説が多いですね。

河合 いろいろな説があって、最近では、四国の長曾我部元親と信長の同盟を仲介していたのが光秀なんですが、その同盟を信長が一方的に破棄して長曾我部を攻めると言い始めたことで、光秀が板挟みになったことが原因だという説が出たりしています。

松村邦洋(まつむら・くにひろ)1967年、山口県生まれ。太田プロダクション所属。ビートたけしや掛布雅之など、従来にないものまねで一躍人気を博す。大河ドラマの役者のものまねを織り込んだ歴史知識を披露するなど、バラエティー、ドラマ、ラジオで活躍中。著書に『武将のボヤキ 松村邦洋のお笑い裏日本史』(武田ランダムハウスジャパン)など。YouTube「松村邦洋のタメにならないチャンネル」好評配信中。

河合敦(かわい・あつし)1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。多摩大学客員教授。早稲田大学非常勤講師。歴史作家・歴史研究家として数多くの著作を刊行。テレビ出演も多数。主な著書:『早わかり日本史』(日本実業出版社)、『大久保利通』(小社)、『日本史は逆から学べ〈江戸・戦国編〉』(光文社知恵の森文庫)、『繰り返す日本史 二千年を貫く五つの法則』(青春新書)など。

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