毛細血管を鍛えてコロナに克つ!大学教授が指南する「かかと上げ」と「呼吸法」 (3/4ページ)

Asagei Biz

それが新型コロナウイルスのやっかいなところなんです。まずは毛細血管をゴースト化させないよう、防御することが重要になります」

 毛細血管の血管内皮細胞は、新陳代謝により新しい細胞に変化する。しかし残念ながら、加齢が代謝能力を低下させていることも事実だ。

「人間はケガをしても時間がたつと回復するように、自然治癒能力が備わっている。この機能は年齢を経ても残っています。その観点から考えると、加齢により血管がゴースト化しても、改善しないということは考えにくい。つまり毛細血管は鍛えることで、何歳からでもよみがえらせることは可能だろうということなんです」

 そのためには日々の食事、運動、自律神経の調整が必要になる。高倉教授が勧めるものとしては、

「まずはタイツーを活性化させる食材を摂ることです。代表的なものはシナモン、ヒハツ(コショウの一種)、ルイボスティー。特にルイボスティーはスーパーなどでも手軽に手に入るので、食事の中にぜひ取り入れてほしいですね」

 運動に関しては、毛細血管が密集しているふくらはぎを刺激することで血流を促す「その場足踏み」や「かかと上げ」など。時と場所を選ばす隙間時間を利用してできるので、試してみたい。さらに、自律神経のバランスを整える効果が期待されるのが「片鼻呼吸法」だという。

「左右の鼻を交互に使いながら呼吸すると、鼻腔の中に作られている一酸化窒素が鼻の粘膜を通し吸収。末梢血管を拡張させ、血圧が安定するというメリットもあり、副交感神経の活性化を促してくれるはずです」

 現段階では、これらの方法が新型コロナウイルスに効果がある、といった具体的データはないものの、意識を持ってこうした防御策を実行することで、毛細血管をよみがえらせることも可能になるのだ。

 下の「チェックリスト」で血管の老化に心当たりがあれば、今日から実践してほしい。ウィズコロナの時代だからこそ毛細血管を鍛え、血管のゴースト化によるウイルス感染リスクから身を守ろうではないか。

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