自宅に機関車を運び込み、自力で復元 8年7カ月の思い出に感動の声「なんて幸せな個体」「涙出ました!」 (2/3ページ)
入手は息子がインターネットで売っている事を教えてくれて、メールで問い合わせて色々な手続きを経て、JR貨物北陸ロジスティクスから買いました。買ったのは2012年2月です。運搬搬入はJR貨物北陸ロジスティクスにお願いしました」
青海駅は、新潟県糸魚川市にある、えちごトキめき鉄道・JR貨物の駅だ。北陸新幹線の開業に伴い、第3セクターができるまでは、JR西日本北陸本線の駅だった。
このロータリーラッセル車は、協三工業(福島県福島市)製。同社は小型ディーゼル機関車などを製造する鉄道車両メーカーだ。1970年代に福島県で製造されたこの動車は、豪雪地帯で知られる日本海沿岸の各地を結び、35年以上も除雪作業を行っていた。
機関車本体を購入し、自宅に搬入してもらうまで、費用は約160万円だったという。
ちなみに機関車の自重は10トン。運搬費が相当の部分を占めているようだ。
8年7カ月の間、楽しかったこと、苦労したことは何だったのか、聞いてみた。
「楽しかったのは毎週末にレストア(復元)作業をしているときです。大変だったのは修理のパーツをインターネットで検索して手配しても、ネジピッチ等が合わなくて無駄にした部品が多くあることです」
レストア作業の詳細を、歩鉄の達人さんは自身のウェブサイト内の『協三工業製10t動車レストア記録』で紹介している。
錆落としから始まり、穴が開いたところはパテで埋め、錆止め塗料を塗り......、などといった作業を経て、錆が目立っていた黄色い車体は、ピカピカの朱色の機関車生まれ変わっていく。その一部始終が克明に記録されているのだが、読んでいると、なんだか妙に楽しそうだ。

歩鉄の達人さんのウェブサイト内『協三工業製10t動車レストア記録』より
自宅に機関車を搬入し、少しずつ復元していく。