動物の第六感は細菌によってもたらされている可能性(米研究) (2/3ページ)

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・細菌との共生関係によって生じている可能性

 そこでフィタック氏は、地磁気の影響を受ける特殊な細菌との共生関係によって磁覚が生じるという「共生走磁性細菌仮説」を提唱している。

 その「走磁性細菌」と呼ばれる仲間は、地磁気を浴びると、まるでコンパスの針のようにそれに沿って動き出す。こうした不思議な性質が、動物の体内の中で作用して磁覚が生じるというのだ。

 フィタック氏らが共生走磁性細菌仮説を提唱したのは以前のことだが、『Philosophical Transactions of the Royal Society B』(8月10日付)に掲載された研究ではそれを裏付ける新しい証拠を提示している。

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・様々な動物から走磁性細菌を検出

 フィタック氏氏のグループは、「MG-RAST」という細菌に関する最大級の遺伝子データベースを参照して、過去に動物の体内で走磁性細菌が発見されたことがないか調べてみた。
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