蛭子能収 ふだんから「死にたくない」はいつも考えている (1/2ページ)
テリー そういえば蛭子さん、去年本を出したでしょう。僕、読ませてもらったんですよ。そのタイトルが「死にたくない」でしたよね。
蛭子 あぁ、そうですね。
テリー 僕ね、やっぱり蛭子さんがスゴいなと思ったのは、高齢になると、みんな死に対する本を出すじゃないですか。その中で「死にたくない」って、いちばん素直でわかりやすいですよ。医者とかお坊さんとか大作家とか、いろんな人が死についていろいろ言ってるけど、いちばん胸に刺さったというか、「そのとおりだよ」って思いました。
蛭子 ホントですか。ありがとうございます。
テリー 当たり前ですけど、死にたくないですよね。
蛭子 そうですね。ふだんからよく「死にたくない」っていうことは考えてます。とにかく死んだら終わりなんで。
テリー 死なないためにはどうすればいいですか。
蛭子 やっぱり、生きるためにはお金を稼がないといけないので。いっぱい稼ぎたいです。
テリー でも、もう、けっこうたまってるんでしょ。
蛭子 いや、貯金はほとんどないです。
テリー そんなわけないですよ。だって最近はギャンブルもやらず、無駄遣いしてないんですから。
蛭子 そうなんですけどね。なんでだろう。昔、ちょっと遊びすぎちゃったかもしれないですね。
テリー じゃあ、これからはたくさん働いて、たくさん稼ぎたいと。
蛭子 そうですね。それはすごく思ってます。
テリー でもね、そうするとさっき言った「漫画を描くのがめんどくさい」と矛盾しませんか。