ボランティアを新型コロナウイルスに感染させワクチンの効果を確認、イギリスでヒト感染試験が実施予定 (2/4ページ)

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・意外と長い、ヒト感染試験の歴史
じつのところヒト感染試験には長い歴史がある。ワクチンの歴史自体がそもそもこれによって始まっているくらいだ。
近代免疫学の父、エドワード・ジェンナーは、牛の乳搾りをする人は天然痘にかかりにくいという噂を耳にして、あえて牛痘に感染することで天然痘を予防できるのではと考えた。この仮説を証明するために、使用人の子供である8歳の少年に牛痘を接種。こうして世界初のワクチンが誕生した。
その後もヒト感染試験は行われ、コレラ、チフス、マラリアといった病気の治療薬開発に成果をあげてきた。
・新型コロナウイルスに感染した場合のリスク
もちろんヒト感染試験を実施するにあたっては、基礎疾患のない健康な参加者のみに絞られており、万が一に備えて万全の医療体制が整えられるが、それでもなお危険がともなう。
病気に対する確かな治療法があればその危険も最小限に抑えられるが、今のところ、新型コロナにそうしたものはない。
ただし、『BBC』によると、新型コロナの場合、これによる死者の10人中9人は何らかの基礎疾患があったのだという。