巨人の“メークドラマ”も!プロ野球「伝説の大逆転優勝」舞台裏 (4/5ページ)

日刊大衆

「勝てたらラッキーみたいな感じでした」 こう語るのは、当時、ロッテの正捕手だった野球評論家の里崎智也氏だ。「3位ですから、負けたところで失うものはない。むしろ、優勝したチームのほうが負けられないというプレッシャーが大きいはずですから、気楽にCSに臨めましたね」(前同)

 第1ステージは2連勝で、2位の西武に勝利。ファイナルステージでは、ソフトバンクを4勝3敗で退けた。「ファイナルは、アドバンテージ含めて1勝3敗になり、先に王手をかけられました。ここからは本当にギリギリの戦い。“あっ、勝てた!”という試合の積み重ねで、優勝を意識する余裕は、最後の最後までありませんでしたね」(同)

 日本シリーズに入っても、ロッテの勢いはそのままに、落合博満監督率いる中日を4勝2敗で撃破。シーズン3位からの日本一という、史上初の快挙を達成した。「第1ステージのヒーローインタビューで“史上最高の下剋上を見せる!”と言ったんです。3位から日本シリーズに出るなんて、もうギャグの世界じゃないですか(笑)。こんな言葉を使えば、きっと盛り上がるんじゃないかなと」(同)

 実際、ロッテの快挙は大きな話題となったが、“下剋上”できた要因はいったい、なんだったのだろう。「印象的だったのは、チームメイトだった的場(直樹)が“ベンチを見て、ソフトバンクが負けた理由が分かった”と言っていたこと。彼がソフトバンクにいた年にも、ロッテはプレーオフで勝っているんですが、向こうのベンチは、勝たなきゃいけないとガチガチになっていたようなんです。2チームの雰囲気は、それだけ対照的だったんでしょうね」(同)

■落合中日も翌年、大逆転劇

 ロッテに下剋上日本一を許した落合中日も、その翌年、11年に大逆転劇を見せている。この年は、ペナント序盤からヤクルトが独走状態。

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