サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「地力強化レッドアンシェルが穴」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「地力強化レッドアンシェルが穴」

 秋のGI戦の第一弾、スプリンターズS。桜花賞、安田記念勝ちのグランアレグリア、昨年の雪辱を期すダノンスマッシュ、前哨戦のセントウルSで健在ぶりをアピールしたミスターメロディ、この春の高松宮記念の覇者モズスーパーフレアなど、快速を誇るスターぞろいの豪華版。見応え満点の一戦で、顔ぶれがこうまで多彩だと馬券的にもおもしろそうだ。

 ただ、データからは、大きな穴を狙う向きには期待薄か。02年に馬単が導入されて以降、これまでの18年間、その馬単での万馬券は4回(馬連は1回のみ)。この間、1番人気馬は8勝(2着4回)、2番人気馬は2勝(2着6回)。1、2番人気馬でのワンツー決着は3回だけだが、比較的堅く収まる傾向にある。

 それと、牝馬がよく善戦している。出走頭数が牡馬に比べて少ないものの、過去18年間で5勝(2着7回)をあげている。そうであれば、やはりグランアレグリアやモズスーパーフレアなどの牝馬勢は、注目せざるをえないだろう。

 馬券的には本命サイドのGIではあるが、争覇圏内とみられる有力どころは少なくなく、それらの力量に大きな開きはない。しかも電撃の6ハロン戦。わずかな出遅れも致命傷になりかねず、解答を得るのは簡単ではない。

 大きくは荒れないまでもひと波乱あり──、そうニラんでみた。

 穴党として最も期待を寄せてみたいのは、レッドアンシェルだ。4歳、5歳の活躍が目立つ中、年齢から下り坂にあるとみられる6歳馬。前哨戦の一つ、GIII北九州記念を制して意気は上がっているが、評価はやや低い。

 ただ、二度の脚部不安もあり、また間隔を開けて大事に使われてきたので、肉体的な衰えは見られない。むしろ、ここにきて地力強化した印象さえある。

 実際、庄野調教師は「ブリンカーの効果なのか前走は見違えるばかりの走りを見せてくれた。とにかく元気だし、馬体に張りが出て雰囲気が実にいい」と言って、健在ぶりに目を細めるほどだ。

 1週前の追い切りも軽快かつリズミカル。庄野師をはじめ厩舎スタッフは「短期放牧でリフレッシュ。思いどおりの調整ができており、最近では一番のデキ」と口をそろえ、仕上がりのよさを強調している。

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