「池袋暴走事故」有罪なら禁錮刑!? 元受刑者が体験した交通刑務所の“地獄” (2/2ページ)
続けてその内情を語るには、
「懲役と違って禁錮刑には労役の義務がないので、自由な時間はあるにはあると思います。また、交通刑務所となれば、他の刑務所にくらべて“行儀”のいい受刑者ばかりですからね。密告やシャリあげ(食事を没収すること)など、理不尽なイジメなどにあうこともないと思います。とはいえ、冷房や暖房などはいっさいなく、夏は地獄の暑さ。冬は敷き布団が凍るくらい冷えることもある。きついのが風呂。とくに高齢者ばかりの収容施設では、湯舟に排泄物が浮かんでいることも日常茶飯事。私が取材した中でも、交通刑務所にいたという元受刑者の一人は、約3年間の服役中、一度も湯舟につからなかったと語っていました。シャバの常識がまったく通用しないし、刑務官だって見て見ぬふりですよ」
今回の池袋暴走事故については、一部のメディアが被告人を「元官僚」「上級国民」などと大々的に報じたことで、世間の関心は大きな高まりを見せている。判決後の処遇も気にかかるところだが、この痛ましい事故を教訓に、これ以上被害者が出ないことを願うばかりだ。
(倉田はじめ)