CS進出へ崖っぷち!楽天が水面下で進める田中将大「150億円奪還計画」の全貌 (2/3ページ)

Asagei Biz

 今季終了後に契約が切れ、FAとなる田中について、ヤンキースのキャッシュマンGMは早い段階から「すばらしい才能を持っている。我々も含め、どのチームも欲しがる選手」と言い切っている。米主要メディアはこぞって田中の「来季以降もヤンキース残留」を早々と予想しており、米スポーツ専門局「ESPN」も「年齢と右肘内側側副靱帯の部分断裂により、球団は大型契約に慎重になるかもしれない」としながら、「ヤンキースは明らかに田中の扱い方を心得ており、率直に言ってローテーションは彼を失うわけにはいかない」と断じているほどだ。

 いくらコロナ禍により収入面で大打撃を受けているとはいえ、メジャーの中でも無尽蔵の資金力を誇る金満帝国・ヤンキースに日本の球団が太刀打ちできるか。はなはだ疑問が残るところだ。

 しかも、親会社の楽天は今年5月に発表された20年12月期第1四半期決算で最終損益が353億円の赤字(前年同期は1049億円の黒字)となっている。田中復帰をもくろむ球団にとっては「逆風」と思われがちだが、そうではないという。

 球団関係者が解説する。

「『楽天モバイル』のモバイル事業など、主に新規事業への先行投資が赤字の大きな要因で、これは本社としても想定内の数字です。逆に営業収益だけを見れば、前年同期比18.2%増の3314億円の増収を達成しており、金融事業の規模が大きい本社は営業キャッシュフローの大幅プラス、という経営状況から判断すると、本業でしっかり稼げていると言えます。資金力は潤沢なんです」

 それを踏まえたうえでA氏は、今オフに楽天が展開する、日本球界で類を見ない「札束攻勢」の具体的な数字に切り込んだ。

「現在のマー君は7年1億5500万ドルの契約でしたから、年俸にして約24億円の計算です。30代に入った今後の伸びしろを考えて、年俸ベースを下げるか、アップで契約年数を減らすかだと思いますが、基準は24億円。楽天の立花陽三社長(49)は同じく本社が経営母体となっているサッカーJリーグ・ヴィッセル神戸の社長も兼務していますが、イニエスタと32億円の3年契約を結んだ実績もある。

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